愛馬と挑むGⅠDream

出資馬達と目指す、いつかのG1勝利。

先月のレース結果と悲報

先月、先々月のレース結果ととても残念なお知らせについて更新致します。

【スノーグレース】

4月27日(土) 新潟11R 三条ステークス (混)(牝) ダート1800m 武藤雅(56.0kg) 2着 11人気

武藤雅騎手「キックバックを受けないようにレースを進めていこうと考えていて、勝負所までその通りの競馬が出来ました。勝ち馬は長く脚を使うタイプだとわかっていたので、こちらとしてもなるべく無駄に脚を使いたくなかったものの、逃げたグラストンベリーが早々にバテてしまい、先頭に立ったところでソラを使ってしまいました。もうワンテンポでも抜け出すのが遅かったら違った結果になっていたと思いますが、今回のような競馬を続けていけば、展開次第ですぐチャンスがありそうです」

中舘英二調教師「私は東京競馬場に臨場していたので直接確認は出来ていませんが、追い切りの感じから具合の良さを感じましたし、牝馬限定戦ということを考えても、スムーズな競馬が出来れば良い勝負が期待できると思っていました。スタートは躓き気味に出て、少し危なかったですが、その後はスッと行き脚が付いて良いポジションから上手く流れに乗って運ぶことが出来ましたね。理想的な形で道中進められたのですが、直線入り口で手前を替えるのに手間取っている間に、勝ち馬に外から前に出られてしまったのが痛かったです。あそこで待たず、4コーナーでもっと後ろを引き離して行けば違った結果になっていたかもしれません。それでも、自分のレースが出来ればこのクラスで勝ち負けできる力があることを改めて示してくれて良かったです。この後は精神面を考えてもリフレッシュを図った方が良いでしょうし、新潟競馬場から直接ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきます」


GW初日にあともう少し!な良いレース…その後、短期放牧が明けて…。


5月26日(日) 東京10R ディープインパクトカップ (混) ダート1600m 武藤雅(56.0kg) 16着 9人気
武藤雅騎手「外枠から砂を被らない位置でスムーズな競馬をすることが好走条件の馬ですが、想定していた中で一番嫌な形の競馬となってしまいました。芝スタートだと行き脚がつかないのでポジションを取りに行けませんし、内枠で外に出せず包まれたことで終始キックバックを受けてしまい、道中は促しながらの追走となりました。勝負どころでペースが上がった時も置いて行かれてしまいましたし、キックバックを受け続けて嫌気が差して、直線では競馬を止めてしまいました。どこかで外に出すことが出来れば、もう一脚使ってくれたと思うので、違う結果になっていたかもしれません。上手くエスコートすることが出来ず申し訳ございません」


ダービー当日で得意条件でしたが、内枠でスタートしくじって、キックバックを敢え無く受けてジエンドでした。


在厩場所:美浦トレセン
中舘英二調教師「ジョッキーも言っていた様に、いかに砂を被らずスムーズな競馬が出来るかがカギとなる馬なのですが、今回は内枠を引いたので、どこかで外に出せればと思っていたものの、厳しい競馬となってしまいましたね。ダートスタートだと行き脚も付くのですが、芝スタートだとなかなかダッシュが付かず、ポジションを取ることが出来ないので、終始キックバックを受けてしまい、追い通しとなってしまいました。4コーナーで外に出すことが出来れば、直線で脚を使ってくれるのですが、それも叶わなかったですし、最後は気持ちが切れてしまいました。前走の様な競馬が出来ればと思っていましたが、どうしても好走する為には条件や展開の助けが必要になってしまいますね。トレセンに戻ってよく確認しましたが、脚元を含めてこれと言ったトラブルはありません。この後はもう少し様子を見つつ検討しますが、今のところこれまで通り無理はさせず、一旦放牧に出す予定です」
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スノーグレースについては左回り、揉まれない外枠が条件となりますが、このクラスを勝ち切れる馬だと思っています。
マグレで2回2着にはなれないと思いますし、嵌ればオープン特別でも一発秘める脚力はある馬です。
但し、内で揉まれパターン(スタート失敗等…)となると即座に万事休すとなるメンタルが弱点でピンかパーかな競馬しか出来ていないのが頂けないところではあります。

ただ、デビュー当初から愛馬としてスノーグレースを見て来てとても私的にはモンドインテロさんと同じくらいこの仔が好きなんです。
とても印象深いのが一時期駄目そうな雰囲気で半ば私も諦めかけたところはあったものの準オープンまで出世し、今やオープンに手が届くところまで成長しております。(ある意味、破天荒だったと思う…。こういったケースでここまで走った出資馬は初めてである)

揉まれ弱く、条件が整わないと凡走とムラッ気バリバリではありますが来年の引退までもう一花咲かせて欲しいと切に願います。
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【サンカルパ】

5月19日(日) 東京9R フリーウェイステークス 4歳以上3勝クラス (混)(特指) 芝1400m 津村 明秀(56.0kg) 10着 7人気
津村明秀騎手「厩舎サイドとは、『中団ぐらいのポジションで脚を溜める競馬をしよう』と打ち合わせていましたので、スタートを決めた後は打ち合わせ通りにレースを進めました。無理に促すことなく、出たなりで収まりましたから、いい形だと思ったのですが、折り合いが難しく、あまりいいハミの取り方ではなかったので、もう少しハミが抜けて欲しかったですね。それでも、手応えは残っていたのですが、思ったより弾けませんでしたし、ラスト1ハロンは浮くような感じで走っていて進んで行かなかったです。ですが、以前乗せていただいた時よりは大人になっていると思いましたし、成長を感じましたから、もう少し折り合い面が改善されれば、いい結果が得られるのではないかと思います」

2024.05.22 WED
近況
在厩場所:ノーザンファーム天栄
田中博康調教師「段々と体質が強化されてきていることで、強い調教をこなせるようになってきていますし、出たなりの位置で進めて、直線で脚を伸ばしてくる競馬を期待していました。スタートは悪くなかったですし、その後も思っていたくらいのポジションに収まって、競馬の形自体は悪くなかったですね。ただ、道中で少しハミを噛んでいた影響もあってか、直線では思ったほど末脚を伸ばすことが出来ず、その点はどうしたのだろうと正直腑に落ちない部分があります・・。トレセンに戻って状態を確認したところ、大きな問題では無いものの、右トモ球節に疲れが見られたことから、今日ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました」


2024.05.31 FRI
近況
在厩場所:ノーザンファーム天栄
天栄担当者「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、厩舎サイドから聞いていた右トモ球節を含めて、これと言った異常はありませんでした。念の為に先週一杯は軽めの運動に止めて、今週半ばから乗り運動を開始しています。現在は周回コースでのハッキングを行っており、状態を見ながら徐々にピッチを上げていければと考えています。馬体重は511kgです」
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3歳の春先辺りの中山芝1800の走破時計からここまで迷走するとは正直思わなかったサンカルパ。
そして、今も尚、迷走中であると思います。
1400mはあまり忙しいように思うんだよね…1800mで逃げ、先行で粘らせる競馬の方があっている様に思うのですがね…。
スノーグレースと同じく来年春には引退となるだけに再度サンカルパに似合った競馬をさせて欲しいと思います。
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【コスタレイ】

5月26日(日) 東京8R 青嵐賞 (混) 芝2400m C.ルメール(56.0kg) 3着 1人気
C.ルメール騎手「今日はこの馬にとってペースが遅過ぎましたね。向正面に入って挽回しようと上がって行きましたが、それでもペースが緩かったですし、良いリズムで走ることが出来なかったため、手前をコロコロ替えながら走ってしまっていました。それでも直線では坂を登ってからもう一脚使って頑張ってくれたものの、最後まで粘り切ることが出来なかったです。ペースが流れていればもっと良い走りが出来たと思いますし、このクラスでも通用する能力はありますよ」

2024.05.30 THU
近況
在厩場所:美浦トレセン
池上昌和調教師「装鞍所で鞍を付けると少しずつ気持ちが入ってきましたが、それまでは落ち着いていましたし、馬体重も前走で減ってしまった分戻りましたから、良い雰囲気でしたね。返し馬でも我慢できていましたし、前走の様に気持ちが昂り過ぎることなくレースに向かうことが出来たと思います。ただ、スタートがそこまで速くないので、内枠だけが懸念点でした。もし後方から進める形となれば、そこで揉まれずスムーズに運べると思っていたものの、1コーナー手前で揉まれる形となり、リズムを崩してしまいました。その後はスローペースとなりましたから、捲っていく形となりましたが、リズムを崩したまま走ってしまっていたので、手前をコロコロと替えていた様に、やはり走りのバランスがしっくりきていなかったのかなと感じます。また、勝ち馬にピッタリマークされて目標にされてしまいましたし、過去のレースと同じ様な形で負けてしまいました。ですが、気性面はこの馬なりに落ち着いた状態で出走できましたし、馬体も戻すことが出来ましたから、そこは良かったと思います。トレセンに戻ってよく確認したところ、左前脚の繋ぎ付近に腫れが見られます。しばらく軽めのメニューで様子を見ていましたが、腫れが引いてこない状況だった為、獣医師に詳しい検査を行ってもらったところ、浅屈腱炎の診断が下りました。このような形になってしまい、申し訳ありません。症状的にも軽いものでは無く回復までにかなり時間を要する見込みですし、繁殖としての仕事が待っている馬ですから、無事に次のステージへ上げてあげる方が良いかと思います」

上記のように繋部浅屈腱炎の診断がおりたことから、今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることといたしました。今後は繁殖牝馬となる予定ですが、詳細は後日メッセージボックスにて出資会員の皆様にご案内申し上げます。
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先週のレースである程度今後に目処が立ったか!?と思った矢先でしたが…。

一番悔やまれるのがコスタレイの悲報です。

屈腱炎と診断を受け引退となるようです。

思えば2歳入厩時の怪我でデビューも遅く、去年4月既走馬との混走による未勝利戦でのデビューでした。
既走馬とのレースでどれだけやれるか心配したものの素質の片鱗を見せて5着と好走、崖っぷちの緊張感を味わった3戦目での未勝利勝ちも昨日のことのように思います。
骨格も立派で脚が弱かったと言うよりは晩成型でなかなか芯が入らず馬体も増えて来なかったので調整が難しい馬だなという印象が強かった仔かなと思います。

ダノンベルーガの妹で高い素質を有していて私にもチャンスが巡って来たと心を躍らせた日々もまたいい思い出だったと思います。

まだまだ底を見せずに繁殖入りとなりますし、私的には大好きなサクラ軍団のゴッドマザー、スワンズウッドグローヴが遠い親戚にあたる血統にも魅力を感じています。コスタレイの無念は仔世代がきっと晴らしくれることだろうと思います。

コスタレイと夢見たこの期間が本当に有意義でした。

短い競争期間でありましたが本当にお疲れさまでした。